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ホルン教則本 ホルンを始める皆さんへ
 
4)ミュート(弱音器)

               

ミュートの種類
ホルンの場合、木、紙、金属製のミュートを使う方法と、右手をベルの中にしっかりいれ、完全にベルをふさいで、金属的な音を出す方法があります。

1 ミュート(ストレート)
 一般に使われるミュートはこれらです。オーケストラ、吹奏楽、室内楽と全ての分野で使用されています。木、紙、金属等、材質によって音色が違うので、演奏個所によって使い分けると良いでしょう。
楽譜には,、".''(ドイツ語)、一一avec sourdine''(フランス語)。 "consordino''(イタリア語)等で書かれています。
2 カッブ・ミュート
 ストレート・ミュートの太い方に、大きなカッブ状の物が付いて、普通のミュートと同じ様に使用します。音色は、大変柔らかい独特な音がします。現在、ほとんど使われていません。
3 ゲシュトップ・ミュート
 右手でペルをしっかりとふさいで、金属的な音を出すのと同じ効果を出す金属のミュートです。楽譜には、'十"、Gestopft"(ドイツ語)、"bouch?''(フランス語)、''chiuso''(イタリア語)等で書かれています。指使いは、F管で半音下をおさえます。
4 ハーフ・ミュート
 本来は、右手でベルを半分ふさぐという意味です。大変特殊な効果を出せます。金属的な音にならず、普通の音色とほとんど変わらないので、エコーの様な効果を出したり極端なppppの音を出すときにも使う事ができます。指使いは、半音上をおさえます。
5 プラクティス・ミュート
 (消音ミュート)練習用で、大きな音の出ないミュートです。